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入社5年目までの部下の育成に!できる部下の育て方ポイント3選

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部下をどう指導したらよいか分からない…

なかなか成長してくれない…

あなたはこのように悩んでいませんか?特に初めて部下を持ったタイミングでは、多くの人が持つ悩みだと思います。

部下の育成は部下の人生を決めるかもしれない重要なタスクであり、また上司である自分の仕事効率を上げるという意味でも必ず成功させたいものです。

今回は複数の部下の育成経験もあり、学生時代には塾講師として50人以上の生徒に携わってきた私が考える、部下の育成におけるポイントを3つご紹介します。

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「若手だから~」は禁句

あなたは、周りの若手が何か失敗したときに「若手だから仕方ないよ」と言ってしまうことはありませんか?実はこの言葉、若手の成長を阻みやすいNGワードなのです。

入社したての若手は、会社の中で見ればもちろん若いですが、実際は20歳を超えた立派な大人です。社会人としては未熟ですが、学生時代にはたくさんの出来事を経験してきたでしょうし、部活動やアルバイトなどで責任感を学んだ経験もあるでしょう。それなのに、入社した途端、失敗しても「若手だから」と許され甘やかされすぎると、せっかく培ってきたスキルが急速に退化してしまいます。

もちろん、経験や知識が乏しい分、失敗することも多いでしょう。しかし、そこで上司であるあなたができることは、甘やかすことではなく、「なぜ失敗したか」「この失敗をどう活かすか」の2点を部下が自分自身で考えるよう誘導することです。

また、「若手だから」と甘やかさないことで、あなたに期待をしているというメッセージを伝えることができます。あなたならできる、あなたには力があるということを間接的に伝え、よりモチベーション高く仕事に向き合ってもらえるようにしましょう。

パーソナリティに合わせる

私の部下を育てた経験、学生時代に塾講師として50人近くの生徒を指導してきた経験から断言できること、それは個々のパーソナリティに合わせた育成が重要であるということです。育成の対象となる人の個性を見極め、それに合わせた育成方針を選択することで、効果的な指導をしやすくなります。

簡単なクイズをします。あなたの部下Aさんは、少し打たれ弱いところがあるけれど、真面目でコツコツ仕事をすることが得意というタイプです。Aさんのタスクが遅れており納期に間に合いそうにない場合、次のどちらの言葉をかけるのがより効果的でしょうか。

  1. 「なんとか間に合うように頑張れ!」
  2. 「一度、計画の見直しをしてみようか」

答えは2。打たれ弱いという特性を持つAさんに根性論は合わず、反対に真面目にコツコツ作業ができるタイプのAさんにも関わらず計画が遅れているということは、そもそも進め方自体に問題があるのかもしれませんし、一度寄り添ってあげることで安心して仕事に取り組むことができるようになるでしょう。

次にあなたの部下Bさん。Bさんは他人からの目線はあまり気にせずガッツのあるタイプですが、コツコツと努力することはあまり得意ではありません。先ほど同じように納期に間に合わなそうな場合、あなたなら1と2どちらの言葉をかけるでしょうか。

  1. 「なんとか間に合うように頑張れ!」
  2. 「一度、計画の見直しをしてみようか」

答えは、1ですね。可愛い子には旅をさせよということわざがあるように、厳しい環境の中での経験は、人をどんどんと成長させてくれます。Bさんはあまり細かいことは気にしないタイプなので、「間に合うように頑張れ!」と声かけをすることで、自ら対策を考えてくれやすくなるのではないかと思います。(ちなみに、Aさんタイプは妻、Bさんタイプは私をモデルにしてみました)

以上のようにパーソナリティに合わせて指導方法を変えることで、部下の心に響きやすい効果的な指導を行えるようになります。部下とあなた両方にとってストレスなく教育できる環境を作っていきましょう。

パーソナリティを見極める方法

パーソナリティの見極め方がわからない、という方は、とにかくコミュニケーションをとってみてください。仕事の話だけでなく、雑談をたくさんすることで、その人はどのような感じ方をして、どんな行動をとる人なのかということが見えてくるようになります。それこそがパーソナリティです。

自分で考える機会をたくさん与える

自分の頭で考えるというのは、成長に欠かせない要素ですよね。人に言われたとおりにやるものよりも自ら考えて行動したもののほうが、達成感を感じやすく、記憶にも残りやすいものです。この達成感記憶こそが成長の糧になります。すなわち、部下にたくさん達成感や記憶を持たせてあげることで、より優秀な人へと成長していくためのお手伝いができるのです。

近年は企業の人が減って余裕がないということもあり、若手が自ら考える機会というのは少なくなっていると感じます。ただでさえ忙しい状況の中で、ミスをする確率が比較的高い若手に対して自分で考える時間を持たせ、その答えを待ち、間違っているところは訂正、やってみた結果ミスをしてしまいフォローが必要となる、これらの労力はかなりの負担に感じるのも当然です。

しかし、だからといって事細かに指示を出し、部下はそれを実行するだけという環境に落ち着いてしまうと、部下はなかなか成長することができず、上司であるあなたはいつまでたっても安心して仕事を丸投げすることができません。そうすると、常に自分の管理下に仕事があり、結果的に自身の時間を圧迫し続けてしまうという、あなたにとっても好ましくない状況となってしまいます。

できる限り自ら考える機会をたくさん与え、部下の成長を促してあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。忙しい中時間を作るのは大変だとは思いますが、部下に対する労力の優先度を上げ、相手の立場で考える指導を心がけながら、結果的に部下もあなたも笑顔になれる環境を、あなた自身で作っていきましょう。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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