塾講師のアルバイトで身につく「社会で役立つスキル（能力）」6選！大学生におすすめのアルバイト

大学生の皆さん、

「せっかくアルバイトをするなら、社会人になってから役に立つスキルを身につけたいと思いませんか？」

そんな気持ちを少しでも持っている方に塾講師のアルバイトをおすすめします。塾講師は、社会人で求められるスキルが身につくアルバイトです。

現在私は社会人10年目ですが、塾講師の経験から得られたスキルで以下のような評価を周りからいただいています。

• 部下の育成がうまい
• 人間関係の構築がうまい
• 戦略的にプロジェクトを進められている
• 段階的に業務のプロセスをふめている

塾講師で50人以上の生徒を受け持ち、さまざまなレベルの生徒を受験に合格させてきた経験から今回紹介するスキルが身につき評価されているのだと思います。

今回の記事では、塾講師で身についた具体的な『スキル（能力）』と社会人として『役に立っているポイント』を詳しく解説します。

スキル１.説明力

人に分からないところを教えるのは想像以上に難しいことです。また、塾に来る生徒は勉強が苦手な子もたくさんいるので、ただ教科書通りに説明すればよいというわけではありません。

そんな生徒に理解してもらうためには、

• 論理的であること
• 視覚的に分かり易いこと
• 相手の理解力に応じて説明をすること

などが必要です。これらをふまえることで勉強が苦手な生徒も徐々に理解してくれるようになります。

これがすなわち『説明力』と言われるスキルです。このスキルはさまざまな相手を対象に実践を積むことで向上していくので、塾講師は適しています。

社会人で活きるポイントはコレ！

「伝わらなければやっていないのと同じ」

これは社会人でよく使われる言葉です。いくら凄いことをやっていようが、それが相手に伝わらないのであれば意味がないということです。

このように、社会ではあらゆる場面で『説明力』が求められます。若いうちから評価の高い人のほとんどは説明力が優れています。

スキル２.コミュニケーション力

コミュニケーション力とは『話が面白い』や『ノリがいい』などの飲み会でのコミュニケーションとは違います。社会人で必要なコミュニケーション力とは、

です。こちらが塾講師でさまざまな生徒を指導する中で身についてきます。

塾講師では以下のようなさまざまな個性を持った生徒たちを指導します。

• お喋り/大人しい
• ポジティブ/ネガティブ
• 理解力が高い/低い

この生徒たち相手に同じようにコミュニケーションをとっても、成績を上げることができません。なぜなら、先ほど述べた「自分の意図がしっかりと相手に伝わっているか」と「相手の意図を自分がしっかりと理解できたか」が生徒によって変わるからです。生徒の反応・態度・言葉を見て、コミュニケーションの取り方を変えていくことが必要です。

これらを繰り返していくうちに、社会人で必要なコミュニケーション力が身についてきます。

社会人で活きるポイントはコレ！

コミュニケーション力は社会人で最も重要なスキルだと言われています。なぜなら、ほとんどの仕事は自己完結することはなく、他者と関わりながら進めていくからです。その相手は同僚、上司、お客様、他社など多岐にわたり、相手の立場、背景、性格に合わせてコミュニケーションをとる必要があります。

事実、仕事がうまくいっている人はコミュニケーション力が高い人が多いです。

スキル３.スケジュール管理能力

生徒が塾に通う目的の大半は「成績を上げる」ことです。

そのために講師は、目標を設定し達成するための計画をまず立てます。そして計画通りに進捗できているかを都度確認し、できていなければ「計画・目標の修正」や「（例えば受験日）まで時間から必要な単元の優先順位付け」などを行います。そしてこの作業を複数の生徒それぞれに並行して行います。

これを経験することによって、スケジュール管理能力が身についてきます。

社会人で活きるポイントはコレ！

社会人では常に複数の仕事を並行して行うため、このスケジュール管理能力が強く求められます。

• 一つの仕事ばかりしていて他の仕事の計画が破綻してしまった
• 適切な優先順位を付けらないことで最も重要な仕事の目標が達成できなかった

このようなことが起こると上司や同僚からの評価（信頼）が著しく下がります。

また、上の立場になればなるほどこのスキルの重要度が増していきます。ですので、このスケジュール管理能力は出世するための必須条件ともいえるでしょう。

スキル４.信頼関係構築力

「この先生、頼りないな…」

このように生徒に思われているのは、生徒との信頼関係が構築できていないためです。そうすると生徒は講師の言うことを素直に聞かないので、「成績が思うように伸びない」ということにつながってしまいます。ですので、生徒との信頼関係を構築することは成果を出すために必要です。

信頼関係を構築するには、

• 相手が話しやすい環境をつくること
• 相手の立場を意識すること
• 何気ない会話を大事にすること

などさまざまな面を考慮する必要があります。これを自分の頭で考え、実践することで信頼関係構築力を高めることができます。

社会人で活きるポイントはコレ！

• お客様との関係　➡　信頼している人からモノを買いたい
• 上司との関係　➡　信頼している部下に仕事を任せたい
• 部下との関係　➡　信頼している上司についていきたい
• パートナーとの関係　➡　信頼しているパートナーと仕事をしたい

• 得意なところを伸ばしていき、確実の点数を稼ぐ
• 苦手なところを克服し、総合的に点数を底上げする

これは私が塾講師をしているとき、常に考えていました。「志望校の問題の傾向」や「生徒の伸びしろ」などから総合的に見て戦略を変えていました。ときには高校受験で、志望校の例年の合格点から数学の文章問題を捨てるという大胆な戦略をとったこともあります。（※無事、志望校に合格しました）

このようにそれぞれの生徒に合わせて、合格までの道筋を考えることで戦略的思考力が身につきます。

社会人で活きるポイントはコレ！

• 人がいない、時間がない、そのなかでこのプロジェクトを納期通り終わらせなければならない
• コストをほとんどかけずに売り上げを10%上げなければならない

社会人ではこのような無理難題な場面が多々訪れます。

これを乗り切れる人が社会で評価され出世していきます。戦略的思考力の向上には経験が大事なので、学生のうちから鍛えておくことをおすすめします。

スキル６.指導力

塾講師で身につくスキルとして最も代表的なのが指導力です。指導力とは、相手目線になってわかりやすく教える力です。講師をやっていると、

• なぜ生徒はこんなのも理解できないの？
• なぜ成績が全然伸びないの？

などと思うことがありますが、これらは生徒が悪いのでなく講師の責任です。生徒目線での指導ができていないことが原因です。指導力が身につけば、このような気持ちを持つことは少なくなります。

塾講師は試行錯誤を繰り返しながらさまざまな生徒を実際に指導するので、この指導力は確実に向上します。

社会人で活きるポイントはコレ！

社会人になれば部下を育成する機会は誰にでもやってきます。その際に「部下をしっかりと育てられるかどうか」は、会社や組織のためはもちろんのこと、あなた自身の評価にもつながります。

自分自身はバリバリ働いて評価が高かった人に部下を持たせたら、「その部下が全然伸びなかった」などはよくある話です。それは指導力がないためにおこることです。そのような人は組織としても部下を育てる側に回すことができず、出世が厳しくなります。

ですので、出世を目指す人にとって指導力は必須スキルと言えるでしょう。

まとめ：塾講師のアルバイトをやってみよう

いかがでしたでしょうか。

今回は「塾講師で身につく社会で役立つスキル（能力）」を紹介しました。これらのスキルは塾講師になるために必要なものではなく、塾講師をすることによって得られるスキルです。ですので、初めのうちは身についてなくても大丈夫です。むしろ、高度なスキルを得る貴重な機会として捉えてみてはいかがでしょうか。

塾講師をしようか迷っている方は、まずはチャレンジしてみましょう！

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。