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【体験談】妊娠糖尿病での失敗と学び「糖質制限しすぎはダメ?」「妊娠糖尿病になったのは私の責任?」

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第二子妊娠中、私は妊娠糖尿病になりました。

24wで妊娠糖尿病と診断されましたが、そこから1ヶ月は

  • インスリンを打っても血糖値が下がらない
  • 食事制限をしたらケトンが出てしまう

といった具合に、なかなか上手くコントロールをすることができませんでした。

Maiko

今回は、そんな私が上手くいったきっかけについてお話したいと思います。

いろいろと試行錯誤した経過もお話ししますので、今妊娠糖尿病で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

※この記事の内容は、あくまでも私の体験談です。困ったときは、ちゃんとお医者様の指示を仰ぐようにしてくださいね。

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1 そもそも、妊娠糖尿病って何?

妊娠糖尿病=妊娠中に血糖値が高くなってしまう病気

通常の糖尿病とは違い、胎盤から出るホルモンによってインスリンの働きが阻害され、結果的に血糖値が高くなってしまいます。妊娠中の合併症なので、出産後は症状がなくなる場合がほとんどとのことですが、将来的に肥満や糖尿病のリスクが上がると言われています。

また、赤ちゃんにも巨大児や低血糖などの症状が出る場合があります。

2 妊娠糖尿病の治療法は?

血糖値が急激に上がるのを防ぐために通常1日3回の食事を6回に分けて食べる「分食」が基本ですが、それでも上手くいかない場合には毎日インスリン注射を打ってコントロールに努めます。

また、1日に4回又は7回血糖値を測り、自身の血糖値の状態を把握していきます。

3 私の妊娠糖尿病が判明したきっかけ

24wにおこなったソーダ負荷検査で判明しました。

ソーダ負荷検査とは、

  • 甘いソーダ水を飲む前
  • 飲んでから1時間後
  • 飲んでから2時間後

の計3回の血糖値を計測し、基準値より低ければOKという検査です。

私は飲む前の血糖値だけがひっかかってしまい、妊娠糖尿病と診断、そこから管理入院へと進んで行きました。

*診断されたときの気持ち

一言で、とてもショックでした。お腹の子のことも気になりましたし、これから出産まで毎日針を刺さなきゃいけないこと、将来のリスクへの不安…3日は落ち込んで過ごしました。

しかし、ずっと落ち込んでいるわけにはいかないので、「ここで妊娠糖尿病になったのには何か意味があるはずだ!」と前向きに捉え、今の自分に何ができるのかを考え、とにかく一生懸命こなそうと決意をしました。

また、私の食生活がいけなかったのかな…と自分を責めたこともありましたが、お医者さんが

「体質だからこればかりは仕方がないんだよ」

と言ってくださり、心が救われました。

今妊娠糖尿病になって悩んでいる方も、自分を責めずに、今できることに目を向けていけたらいいですね。

4 食事療法 失敗談①「食べすぎた!」

私のお世話になっている病院では、妊娠糖尿病と診断されると必ず管理入院をしなくてはいけません。

その入院中に出た食事の量がかなり多くて、

「今までの食事では全然足りてなかった…」と焦ってしまったのです。というのも、私の場合は妊娠後期になってもつわりのような症状が続いており、なかなか栄養量を考えた食事をすることができておらず…

もっとたくさん食べなきゃいけなかったんだ!

と思い、退院してからはそれまでの倍以上の量を食べるよう心がけました。

もちろん、病院から指導していただいた分食のやり方は守っていましたが、結果的にはかなり血糖値が上がり、すぐにインスリン治療が必要となってしまいました。

妊娠中は必要量のカロリーをしっかり摂らなければいけないので、入院食をきっかけに食事を見直し、つわりの中でも無理をして食べたのは、今考えれば正解だったと思います。どうあがいても、結果的にインスリンは必要になったのだろうと思います。

ただ、急激に食べる量を増やしたことで元々高い血糖値がさらに高くなってしまったので、精神衛生上、あまり良くなかったなと思っています。

5 食事療法 失敗談②

食事量を増やして血糖値が上がったことを受け、今度は食事の質を見直そうと思いました。

具体的には、血糖値が上がらないように糖質の少ない食べ物をたくさん食べるという方法です。

お医者さんには「糖質制限はしてはいけないよ」と言われていましたが、ある日の検診でとても厳しい先生にあたり、血糖値のコントロールがうまくいってないとかなりお叱りを受けたため、

糖質制限するしかない!

という気持ちになってしまいました。ただ、完全に糖質を制限するのではなく、ごはんなら一口だけ、パンならロールパン半分といった具合に、少しは食べるようにはしていました。

その結果、見事に血糖値はコントロールできるようになりました…しかし!ここでケトン体という思わぬ敵が現れたのです。

ケトン体とは、身体の栄養が足りないときに検出されるもののことで、つわりのときにもよく出ますよね。

今回の私の場合は糖が足りずに3+という数値が出てしまいました

6 コントロールが上手くいくようになったきっかけ

  • 必要量を食べたら血糖値がアウト!
  • 糖質を減らしたらケトンがアウト!

もうどうしたらいいかわからない!と、パニックになりかけていました。ここまで、上手くコントロールできない期間1ヶ月弱…赤ちゃんのことも心配でした。

そこで、別のお医者さんとお話しする機会があったので、上手くコントロールできないことを伝えると、

「それは体質だから仕方がない。食事だけでコントロールできないなら、インスリンの量を増やせばいいんだよ。もっとたくさん打ってる妊婦さんもいるから大丈夫だよ。」

とアドバイスをくださいました。

インスリンを増やすことはいけないことだと思い込んでいたので目から鱗の状態でしたし、何より、心から安心することができました。その日からインスリン量を増やし、ようやく上手くコントロールできるようになりました。

Maiko

そのお医者さんには感謝してもしきれません!

7 まとめ

今回の私の経験から、同じように妊娠糖尿病で悩んでいる方に1番伝えたいことは、

妊娠糖尿病になったのはあなたのせいではない!

ということです。自分を責めずに、正しい食事療法をし、それでもだめならインスリンに助けてもらうという感覚でいいと思います。

特にこれからコントロールを始める方は、上手くコントロールできるか、そもそも毎日指やお腹に針を刺すのも嫌だな…などと憂鬱になっているかもしれませんが、赤ちゃんと自分のために、お医者さんからの指示を守り、今やるべきことをしっかり見極めていきましょうね。

ちなみに、血糖値を測るときの針は、ちょっと痛いです。でも一瞬の痛みです。親指が1番痛くないですが、皮が厚くなると必要量の血が出せずに結局やり直しになるので、私は人差し指と中指から交互に出しています。
また、インスリンの注射はほとんど痛みを感じないです。皮膚の薄いところに打ってしまいたまにチクッとすることがありますが、苦になるレベルではありません。と言っても、1ヶ月打っていてもいまだに刺す瞬間は勇気がいりますが…笑

少し話が脱線してしまいましたが、今回はこの辺りで終わりたいと思います。

妊娠糖尿病になったのは、ただの体質であって、あなたは何も悪くないですよ!

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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